ゴキブリを1匹見つけたら?見失ったときの対処と業者に相談する目安
ゴキブリが見えているなら、専用の殺虫スプレーなどを、製品の説明どおりに使いましょう。見失ったら、食べ物をしまい、水滴を拭いて、見た場所をメモしましょう。業者に相談する目安と、料金に含まれる仕事の比べ方も紹介します。

今夜は「見えているか」で対処を選ぶ
| 今の状況 | まずすること |
|---|---|
| まだ姿が見える | ゴキブリ用の殺虫スプレーなど、目の前の虫に使う製品があれば、使い方と注意点を読んでから対処しましょう。 |
| 見失ってしまった | 最後に見た場所をメモし、食べ物をしまって水滴を拭きましょう。重い家具を無理に動かして追いかけるのは避けてください。 |
| 怖くて近づけない | 家族などに手伝ってもらうか、業者に相談できます。来てもらうときは、先に費用を聞いておきましょう。 |
殺虫スプレーは、火を使っているコンロなど、火気の近くでは使わないでください。食品や食器にもかからないようにしましょう。殺虫剤は、子どもやペットが触ったり、口に入れたりしない場所に置きます。使う量や場所は、製品の説明を守ってください。
見失ったら、片付けとメモから始めましょう
まずは、ゴキブリを見つけた場所の周りを片付けましょう。食べ物や水を残さないのがポイントです。
- 食べ残しや開けた食品を、ふたのある容器などで密閉します。生ごみも片付けましょう。
- 流し台や床の食べかすを取り、水滴を拭きましょう。
- 手が届くところから、収納の散らかりを片付けます。
ゴキブリ用の粘着トラップがあれば、製品の説明どおりに置いてみましょう。粘着シートに虫を貼り付けて捕まえるもので、どこに出ているかを知る手がかりにもなります。虫を見た場所・時刻・逃げた方向と、トラップを置いた場所・日付をメモしておくと、後から見返せます。
見つからないときは、今夜はここまでにしておく方法もあります。家具の裏などは、明るくなってから、または誰かに手伝ってもらえるときに調べましょう。
ゴキブリが出たからといって、掃除不足とは限りません。外から入り込むこともあります。何度も出るようなら、片付けに加えて、どこから入ってくるのか、どこに隠れているのかも調べてみましょう。
こんなときは、業者に相談してみましょう
自分で対処できそうなら、まずは片付けや、お店で買えるゴキブリ用の対策用品から始めてもよいでしょう。何度も見かける、対策用品を使っても変わらない、怖くて虫に近づけない。そんなときは、困っていることを業者に伝えてみてください。
「駆除をお願いします」に、何に困っているのかをひと言添えてみましょう。例えば、次のように伝えられます。
| 困っていること | 相談したい仕事 |
|---|---|
| 今いる1匹を自分で退治できない | 見つけた場所を伝えて、その虫を退治してほしい。 |
| 何度も出る理由を知りたい | 隠れている場所や、入ってきそうな場所を調べて、今の状況に合う対策を教えてほしい。 |
| 駆除した後も、繰り返さないようにしたい | 家に入らないようにする方法や、定期的な点検・駆除について相談したい。 |
「退治だけでなく、どこから来るのかも調べてほしい」など、希望はいくつ伝えても大丈夫です。虫の種類や駆除の方法が分からなくても相談できます。
賃貸なら、業者に頼む前に管理会社や大家に相談する方法もあります。建物を直す必要があるか、費用を誰が払うかも含めて話してみましょう。
同じ「駆除」でも、料金に含まれる仕事は違う
料金を見るときは、その金額で何をしてもらえるのかも一緒に確かめましょう。例えば、ダスキンには、その都度頼む家庭向けの駆除と、定期的に続ける駆除があります。
その都度頼むプランでも、駆除した後に様子を確かめます
- 「お家のゴキさん撃退サービス(1回ごと)」は、対象面積(駆除する場所の広さ)50㎡以下で27,500円(税込)〜です。
- 隠れている場所や入ってくる経路を調べ、餌タイプの殺虫剤や、ゴキブリがいるか調べるためのトラップを置きます。しばらく時間をおいて、駆除の効果を確かめます。
- すでに家の中で繁殖(卵を産んで増えること)が始まっている場合、このプランは利用できません。その場合は、定期駆除を案内しています。
定期駆除は、2回目からの料金も見ておきましょう
「お家のゴキさん撃退サービス(定期駆除)」は、4週間ごとのサービスです。対象面積50㎡以下の場合、料金の例は次のとおりです。
- 初回:16,500円(税込)〜
- 2〜13回目:各5,500円(税込)〜
- 初年度13回分の合計:82,500円(税込)〜
どちらも、2026年9月26日に確認した料金の例です。実際の金額は、業者に家の様子を見てもらい、見積もりで確かめましょう。駐車料金などを別に払うこともあり、夜間や休日には追加料金がかかる場合もあります。
この例では、定期駆除の初回16,500円〜が安く見えても、2回目からも支払いが続きます。頼みたい仕事をしてもらえるかに加えて、何回来てもらうのか、契約全体でいくら払うのかも比べましょう。
見積もりは「料金・仕事内容・保証」を比べましょう
見積もりを頼むときは、どの会社にも同じ困りごとと希望を伝えましょう。次の3つを聞くと、違いが分かりやすくなります。
| 比べる項目 | 聞き方の例 |
|---|---|
| 料金 | 「私が頼みたい内容だと、税込みの総額はいくらですか?」 |
| 仕事内容 | 「どの場所で、何をしてもらえますか? 駆除した後の確認も含まれますか?」 |
| 保証 | 「作業後にまた出たら、いつまで、どんな対応を受けられますか?」 |
出張や夜間の対応、追加の作業などに、別の料金がかかるかも聞いておきましょう。家の様子を見ないと総額が分からない場合は、見積もりを出してもらうまでの費用と、見積もりの後に断った場合の費用を先に確かめます。
保証は、期間だけでなく、何をしてもらえるかも大切です。もう一度調べるだけなのか、駆除もしてもらえるのか。無料か有料か、どんな場合に保証を使えるかも聞きましょう。希望に合わなければ、ほかの会社の対応も比べてみてください。
業者が来たら、説明された仕事が見積書に入っているかを確かめ、納得してから頼みましょう。追加の作業については、「始める前に、内容と金額を教えてください」と伝えておくと安心です。
国民生活センターも、広告の最低料金だけで決めず、いくつかの業者から見積もりを取るよう勧めています。その場で契約を急がされても、比べる時間を取って大丈夫です。
相談するときは「場所・回数・希望」をひと言ずつ
見つけた場所、どのくらい見かけるか、何に困っているかを、ひと言ずつ伝えれば大丈夫です。長い説明を用意する必要はありません。初めて1匹見つけて、自分では対処できないときは、こんなふうに相談できます。
何度も見ているなら、「同じ場所で繰り返し出るので、原因から調べてほしい」と添えましょう。写真があれば見せて、子どもやペットがいること、殺虫剤を使うのが不安なことも伝えてください。作業前に何を準備するか、作業後はいつから部屋を使えるかも相談できます。

ゴキブリを1匹見たときのよくある疑問
Q小さいゴキブリは、すべて幼虫ですか?
小さいというだけでは分かりません。チャバネゴキブリのように、成虫(大人のゴキブリ)でも小さい種類がいます。種類が分からなければ、無理のない範囲で色や形が分かる写真を撮っておき、相談するときに見せてください。
Qその後見かけなければ、家にはもういませんか?
見かけなくなったり、トラップで捕れなかったりしても、家の中にもういないとは言い切れません。また見つけたら、場所や時刻をメモしておきましょう。何度も出るようなら、どこに、どのくらいいるのかを業者に調べてもらう方法もあります。
害虫対策や業者選びの疑問を、公的機関の資料や事業者の案内をもとに、暮らしの言葉でお届けします。
参考資料・編集について
以下の資料を参考に、編集部が家庭向けに構成・執筆しました。写真・イラストはイメージで、図解は本文の要点をまとめたものです。
- 横浜市「ゴキブリについて」
- 埼玉県衛生研究所「ゴキブリのなかま」
- 千葉市保健所「ゴキブリの生態と防除方法」
- 消費者庁「虫除けスプレーや殺虫剤の事故に注意しましょう!」
- 消費者庁「8月に多いスプレー缶によるやけどや皮膚障害に注意!」
- 東京都保健医療局「殺虫剤正しく使って安全な暮らし」
- 国民生活センター「ネットの価格と全然違う!? 害虫駆除サービスのトラブルに注意」(2026年7月)
- 国民生活センター「作業後に高額請求する害虫駆除トラブル」(2025年3月)
- ダスキン「お家のゴキさん撃退サービス(1回ごと)」
- ダスキン「お家のゴキさん撃退サービス(定期駆除)」

