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家への侵入を防ぐ

秋のカメムシを家に入れない!窓・換気口・洗濯物で見直すこと

秋に家へ集まるカメムシの対策を、外壁・窓・換気口・洗濯物に分けて図解。京都市の資料と製品の正式条件から、換気を妨げない確認方法と、業者に頼む仕事を整理します。

秋のカメムシを家に入れない!窓・換気口・洗濯物で見直すこと
図解:クラベルカ(AI生成)

秋のカメムシ対策は、家に集まる場所を見つけ、窓や網戸のすき間と、洗濯物への付着を確認するところから始めます。換気口や排水に必要な穴まで一律にふさがず、設備の機能を保って対策しましょう。

京都市の案内では、10〜11月ごろに越冬場所を探して屋内へ入り込むことがあると説明しています。地域や種類によって時期は変わるため、暦だけで判断せず、自宅のどの面に集まっているかを見ます。

日当たりのよい壁から、入りそうな場所を探す

日当たりのよい外壁から窓や通気口へ向かう経路を確認する図
図解:クラベルカ(AI生成)

京都市は、日当たりのよい外壁に飛来したカメムシが、すき間を探して窓や給排気口などから入る行動を紹介しています。室内で見つけた場所だけを見ず、その窓の外側や近くの外壁も、地上から見える範囲で確認します。

壁に集まっていることと、すでに室内へ入ったことは分けて記録しましょう。写真と場所が分かれば、窓の修繕を先に考えるか、外壁などの処理を業者へ相談するか整理できます。

見つけた場所次に確認する所
外壁の一面に集まるその面の窓・玄関・給排気口。高所は近づかず写真だけ残す。
窓際の室内で見つかる網戸の破れ、サッシの合わせ目、開閉時の入り込み。
取り込んだ衣類で見つかる袖口・折り目などと、取り込む前の確認方法。

網戸とサッシを直し、換気口は密閉しない

網戸の破れとサッシのすき間、空気を通す換気口の違いを図解
図解:クラベルカ(AI生成)

網戸に破れがないか、閉じたつもりの窓にすき間ができていないかを確認します。すき間用の部材を使う場合は、窓の開閉を妨げない位置を確かめてください。賃貸や共用部分は、取り付け前に管理会社へ相談します。

給排気口をテープで密閉したり、ドレンホースを詰めたりすると、換気や排水を妨げます。虫が入りそうでも、開口部の役割が分からない場合は、設備の説明書や管理会社、施工業者へ確認しましょう。

場所自分で確認すること/依頼すること
網戸破れや外れを確認。高所や大きな窓の取り外しは任せる。
サッシ合わせ目と部材の劣化を確認。開閉不良は窓の修繕を相談する。
換気口・給排気口機種に合う防虫部材が使えるか確認。通気口全体をふさがない。

侵入防止用品も、設置場所が決まっています。たとえばアース製薬の「カメムシコロリ 貼るタイプ」は、室外側の網戸や窓の一番外側のサッシへ、上下を守って設置する製品です。塗装面を避け、窓の開閉と干渉しないことも条件になっています。子どもやペットが触れない場所に設置します。

同製品の対象はクサギカメムシ・スコットカメムシ。1窓1〜2個、約1.5㎡以上の窓は2個という目安です。別の虫・別の場所へ同じ使い方を広げず、購入時の表示と注意事項を確認してください。

洗濯物は、取り込む前に一枚ずつ見る

袖口や折り目を一枚ずつ確認し、カメムシを押しつぶさず扱う図
図解:クラベルカ(AI生成)

窓の対策をしても、洗濯物に付いた虫を取り込むことがあります。まとめて抱える前に、表裏や袖口、折り目を見てください。付着が続く間は、室内干しなどへ切り替える方法もあります。

洗濯物に付く時期は、種類によって違う

横浜市環境科学研究所は、港北区内の宅地で、南向きのベランダに干した洗濯物に付いたカメムシを11か月間記録しています。2020年4月〜2021年2月の調査では、次の違いがありました。

確認された種類個体数・確認された時期
クサギカメムシ4個体。10〜12月に確認。
キマダラカメムシ38個体。4〜11月に確認され、春と秋に多い傾向。

一つの宅地での記録であり、全国の発生数や今年の予報ではありません。ただ、洗濯物に付く虫を一括して「秋だけの問題」と考えず、実際に付着する時期に合わせて取り込み方を変える判断材料になります。

カメムシは刺激を受けると強いにおいを出します。付いていたら、紙などを使い、つぶさないようにそっと取り除きます。堺市も、紙やガムテープを使った静かな捕獲を案内しています。衣類や寝具への使用が認められていない殺虫剤を、虫がいるという理由だけで吹き付けないでください。

数が多く、取り込みのたびに困る場合は、いつ・どこへ付くかを記録しましょう。外壁へ集まる場所と同じ側なら、その位置関係も伝えましょう。窓以外に調べる場所を考える手がかりになります。

農作物の注意報と、家への侵入対策を分ける

家の侵入対策と農作物向け発生情報を別の対象として確認する図
図解:クラベルカ(AI生成)

「カメムシの注意報」を見ても、すぐに自宅で大量発生するとは限りません。たとえば栃木県の情報は、斑点米カメムシ類や果樹カメムシ類など、農作物への被害を対象に分けて案内されています。まず、対象の虫・地域・作物を確かめます。

農業用の発生情報を、家の中で使う薬剤の選び方へそのまま当てはめないでください。住宅の相談では、自宅へ来ている虫と、入る場所、作業する面積を確認してもらいます。

住宅の対策は、調査・処理・修繕を分けて頼む

業者へ相談する仕事見積もりで分ける内容
虫と侵入口の調査どの場所まで見るか。高所の確認を含むか。
外壁や窓周辺の処理対象の虫、処理する面、使う製品、周囲への飛散対策。
網戸・すき間の修繕駆除業者が対応するか、窓や設備の業者へ頼むか。
効果の確認再訪の有無、雨や時間経過で見直す条件、追加費用。

窓の修繕が必要なのか、虫への処理が必要なのかで、頼む仕事は変わります。写真と見つけた場所を用意し、自分で確かめたことを伝えて相談すると、必要な作業を絞りやすくなります。

クラベルカ編集部

害虫対策や業者選びの疑問を、公的機関の資料や事業者の案内をもとに、暮らしの言葉でお届けします。

参考資料・編集について

以下の資料を参考に、編集部が家庭向けに構成・執筆しました。写真・イラストはイメージで、図解は本文の要点をまとめたものです。

  • 京都市:カメムシの秋の侵入・洗濯物・すき間の対策(2026年9月29日確認)
  • アース製薬:カメムシコロリ 貼るタイプ・対象と設置条件(2026年9月29日確認)
  • アース製薬:カメムシの駆除・侵入予防(2026年9月29日確認)
  • 栃木県:カメムシ防除作戦・農作物別の発生情報(2026年9月29日確認)
  • 堺市:カメムシ・洗濯物への付着と捕獲方法(2026年9月29日確認)
  • 横浜市環境科学研究所報 第46号(2022):港北区内洗濯物に付着したクサギカメムシ・キマダラカメムシの記録、40〜41頁(2026年9月29日確認)
情報の掲載方針

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