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羽アリとシロアリ対策

シロアリのバリア工法とベイト工法、何が違う?費用と点検まで比べる

薬剤を土壌・木部に処理するバリア工法と、毒餌を使うベイト工法を比較。協会資料と公式料金から、施工面積と外周長、初回費と継続費、追加工事、保証を同じ条件で読む方法を紹介します。

シロアリのバリア工法とベイト工法、何が違う?費用と点検まで比べる
図解:クラベルカ(AI生成)

バリア工法は土壌・木部へ薬剤を処理し、ベイト工法は毒餌を食べさせる方法です。工法の名前だけで選ばず、自宅の構造、被害、施工できる範囲、点検を続ける費用で比べます。ベイト工法も薬剤を使う方法で、設置したら管理が不要になるわけではありません。

見積もりでは、床面積で計算する料金と、建物の外周の長さで計算する料金をそのまま比べないことが大切です。初回の支払いに加え、同じ期間で続けた費用と作業をそろえましょう。

土や木材へ薬剤を使うか、毒餌を食べさせるか

土壌・木部を処理するバリア工法と、餌の容器を点検するベイト工法の比較図
施工範囲や設置位置は建物と調査結果によって変わります。 図解:クラベルカ(AI生成)

日本しろあり対策協会は、薬剤による防除を土壌処理と木部処理に分けて説明しています。こうした処理で侵入や被害を防ぐ方法が、一般にバリア工法と呼ばれます。

ベイト工法は、シロアリに毒餌を食べさせて防除します。協会資料には、木片などを入れた容器で生息を確認してから毒餌へ替える方法と、活動している場所へ直接毒餌を置く方法があります。「ベイト」の名前だけでは、設置後の手順まで同じとは限りません。

比べる点バリア工法で聞くことベイト工法で聞くこと
施工範囲どの土壌・木部を処理するか。入れない場所はどうするか。どこに何個設置し、建物内部の被害にはどう対応するか。
作業後点検時期と再施工の判断。餌の確認・補充、容器の管理、効果の確認方法。
生活への影響作業中の退避や片づけ、使用薬剤の条件。容器の位置と接触防止。別の薬剤処理が必要な場合。

工法を決める前に、施工できない場所を聞く

家の図面に床下、玄関、外周の舗装などを記録する図
図解:クラベルカ(AI生成)

床下へ入れるか、玄関や浴室に未確認の場所がないか、外周がコンクリートで覆われていないかを調査報告で確認します。自宅の図面に施工する場所と、別の対応が必要な場所を書いてもらうと比較しやすくなります。

ダスキンのベイト工法は、すでに室内に被害がある場合に別料金の処理が必要となる場合や、状況によって薬剤処理を併用する場合を案内しています。「室内には一切処理しない」と先に決めず、現状の被害への対応を聞いてください。

同社の案内では、アメリカカンザイシロアリは別途見積もりです。対象の種類によって対応が変わるため、調査で何を確認できたかも見積書に残します。子どもやペットがいる場合は、その生活場所を図面に加えて相談しましょう。

初回費用だけでなく、続ける期間で合計する

面積と外周長を区別し、初回と継続費を合計する図
図解:クラベルカ(AI生成)

2026年10月1日に確認したダスキンのベイト工法は、初回が建物外周1m当たり税込4,092円、2か月目以降が1m当たり月額税込132円です。初回は設置と管理、月額は機器使用料と管理費として案内されています。床面積1㎡当たりの価格ではありません。

公式の計算例:外周32m税込金額
初回4,092円×32m=130,944円
2か月目からの月額132円×32m=4,224円
初年度の合計130,944円+4,224円×11か月=177,408円
2年目の年間合計4,224円×12か月=50,688円

上の例は同社掲載の外周32mの計算です。編集部で2年間を合算すると228,096円になりますが、料金と契約条件が変わらず、追加作業がない場合の試算です。自宅の見積額や全国相場ではありません。

同社の追加・契約条件の例比較するときの確認
コンクリートの穴あけ:税込2,200円/か所必要な穴の数と、施工後の状態。
ステンキャップ使用時:税込4,180円/か所必要な場所と個数。穴あけ費と分けて確認。
機器は契約期間中のレンタル解約後の撤去、穴の扱い、別費用の有無。
室内被害への処理、駐車・有料移動等で別費用の場合あり初回と毎月の表示額以外に必要な総額。

バリア工法の見積もりと比べるときも、同じ建物、同じ対象期間で、点検・追加処理・保証の範囲をそろえます。単価の安い方を選ぶだけでは、続ける費用や含まれる仕事が抜けてしまいます。

点検の頻度と、保証が始まる時点を確かめる

設置した容器を点検し、結果を記録して次回の確認につなぐ図
図解:クラベルカ(AI生成)

毒餌を置く日と、駆除の効果を確認できた日は分けて記録します。ダスキンの「満足の保証」は、契約対象物件で再発した場合の無料再作業に関する案内です。ベイト工法は定期契約中が対象で、すでに生息している場合は駆除完了後から。施工後には効果を見る4週間の観察期間があり、施工前の物件確認書で保証できないと判明した場合は適用されません。

点検頻度も契約で確認します。同社ページは2か月ごとの点検を基本の流れとして示す一方、立地条件等で異なり年2回以上と注記しています。自宅の点検予定日、餌を補充する条件、シロアリが確認されない場合の管理の続け方を聞いてください。

日本しろあり対策協会は、薬剤処理後5年を目途とする再処理を案内しています。この目安と、各社が約束する保証年数・補償内容は別です。次回点検の予定と、保証書、施工図面をまとめて保管しましょう。

クラベルカ編集部

害虫対策や業者選びの疑問を、公的機関の資料や事業者の案内をもとに、暮らしの言葉でお届けします。

参考資料・編集について

以下の資料を参考に、編集部が家庭向けに構成・執筆しました。写真・イラストはイメージで、図解は本文の要点をまとめたものです。

  • 日本しろあり対策協会:防除方法と再処理の目安(2026年10月1日確認)
  • ダスキン:ベイト工法の作業・料金・契約条件(2026年10月1日確認)
  • ダスキン:シロアリ防除の保証条件(2026年10月1日確認)
情報の掲載方針

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